2025.5.13

Atlas、富士工業と製造業領域で「Atlas Technology」を活用したAI開発に着手

Atlas独自のAI技術規格である「Atlas Technology」を活かし、富士工業(FUJIOH※)との協業で高度なAIを共同開発 ※FUJIOHは、富士工業グループの企業ブランドです。

Atlas、富士工業と製造業領域で「Atlas Technology」を活用したAI開発に着手

Atlas株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮﨑 悠生、以下「Atlas」)は、富士工業株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:柏村浩介、以下「FUJIOH」)とのパートナーシップに基づき、Atlas独自のAI規格「Atlas Technology」を活用した包括的なAI開発を開始いたします。製造業領域におけるさらなる効率化・高付加価値化を実現するため、両社の強みを掛け合わせた新たな価値創出を目指します。

背景・課題

製造業では、近年の人手不足や生産効率・品質向上のニーズに対応すべく、AI技術の活用が進んでいます。しかし、導入のコストや技術的ハードルの高さにより、広範囲の生産工程への横断的なAI導入が進みにくい側面がありました。そこでAtlasは、独自のAI技術規格「Atlas Technology」を軸とし、FUJIOHが培ってきた製造ノウハウと連携することで、AIによる包括的なソリューション開発を実現する運びとなりました。

パートナーコメント

製造業における技術革新は日進月歩で進んでいますが、昨今の生成AIの発展はこれまでのものとは一線を画す可能性を秘めていると考えています。当社では、長年にわたって蓄積された膨大な資料やデータを有していますが、それらはAI活用を前提としていない形式であるため、いかにこれをAIによって価値ある情報として再構築し、業務効率化や品質向上につなげるかが大きな課題となっています。今回、Atlasとの協業を通じて、これらの課題に取り組むことで、人とAIが共に活用できる情報基盤を構築し、開発・設計から製造、検査に至るまでのプロセスをより効率化・高度化することを目指します。具体的には、オフィスや製造現場での日常的な意思決定をサポートする仕組みの構築や、過去データを基にした品質予測、工程最適化の実現を検討しています。AI技術と製造業の融合により、従来の枠を超えた付加価値の創出と、生産現場で働く人々の負担軽減を図るとともに、持続可能で競争力の高い製造業の未来を築いていきたいと考えております。 (FUJIOH 生産技術開発担当:小坂)

今後の展開

Atlasは今回の取り組みを通じ、製造業分野での「Atlas Technology」の活用可能性をさらに拡大し、業種・業態を問わず多様な企業との協業を進めていきます。FUJIOHとの協働による包括的なAI基盤は、製造プロセスの高度化のみならず、関連するサプライチェーン領域や他業種への応用も視野に入れ、継続的にアップデートを行ってまいります。