Atlas株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮﨑 悠生、以下「Atlas」)は、協業パートナーであるトヨタ・コニック・プロ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山下 義行、以下「トヨタ・コニック・プロ」)が、アートプロジェクト実行委員会(事務局:東京都港湾局)と共同で「ARTBAY TOKYO」プロジェクトの一環として開催される「ARTBAY ILLUMINATION 2024 -ARIAKE×WINDSCAPE-」にて実施する、周遊観光サービス『OSAMPO(おさんぽ)』へ技術提供いたします。Atlasの独自AI技術規格「Atlas Technology」を基盤とした検索AIエンジン「Melody」を活用し、地域固有のコンテンツと臨海副都心エリアのイルミネーションを音声対話型で楽しめる新たな観光体験を利用者に提供します。

背景・課題
臨海副都心エリアは、国際的なイベントや商業施設が集積する一方で、アクセス後の移動手段や地域の回遊性強化、魅力発信などが課題とされています。トヨタ・コニック・プロが提供する周遊観光サービス『OSAMPO』にAtlasの検索AI「Melody」を組み合わせることで、移動手段である『C+walk T』と対話型ガイドシステムを統合。観光客が求める「ここでしか得られない情報」に瞬時にアクセス可能となり、地域の魅力を深く掘り下げて体験することができます。
導入内容
『OSAMPO(おさんぽ)』は、免許不要の立ち乗り型歩行領域BEV『C+walk T』による移動と、位置情報・音声対応のAIガイドを組み合わせた新しい周遊観光サービスです。今回は、クリスマスイルミネーション仕様の『C+walk T』と、AIガイド「たっちゃん」(クリスマスver.)による臨海副都心エリアをめぐるツアーを提供。Melodyの高度な対話エンジンにより、利用者は移動中に周辺のスポット、イベント情報、伝統・文化的背景を音声で話しかけて質問をすることが可能です。
期待効果
本実証を通じて、観光客の受容性や満足度を検証し、将来的な有償化やサービス拡大につなげることが期待されています。Melodyを軸としたAtlasの技術は、移動を楽しみ、地域のストーリーを紐解く体験価値を高め、人々の生活を豊かにする観光サービスの創出に貢献します。
今後の展開
Atlasは今回の取り組みを足がかりに、Melodyを活用したパーソナルAIガイドのさらなる改善や、多拠点での展開を積極的に検討してまいります。地域特性やイベント内容に応じたコンテンツ開発・機能強化を通じ、多様な観光地における新たな体験価値を創出し、観光産業全体の発展に寄与していく方針です。